脈々と受け継がれてきた「武士道」精神をもって

2012年09月23日 17:19

 

日本は大きな災害や国難,さらには戦争体験からの経済復興などを,もちまえの智恵と勤勉な国民性を
背景に,脈々と受け継がれてきた「武士道」精神をもって 乗り越えてきました。
 
今,大きな試練の時にこれまで以上に国民一人ひとりが智恵と勇気と振り絞り,リーダーたるべき人
は視野を広く国民の安寧と子孫繁栄のために正しい決断をするときです。
 
学識者や国家のブレインたる人は,確かなデーターと予知能力を結集して,リーダーへの進言をする必
要があります。報道関係は,あらゆる情報網を駆使して進捗状況を正しく・敏速に伝え,見えないとこ
ろや行き届かないところを監視し,国民に知らせることに専念すべきです。
 
現在進行形では,被災地の復興はもちろんのこと,東電の経営検証と国民への隠し事のない公表とお願
いをすることが緊要です。
 
民主党政権ので胃弱基盤はこれまた致し方のない事実ですが,自民党の犯してきた贖罪は謝罪だけでは
済まない状況です。維新の会の勢いは大きなカードです,これを機に,リーダーたるものの資質向上と
正しい「武士道」をもって国民の道標となることを期待しています。屋山氏の提言に共感するものとし
て,氏の言葉を引用させていただきながら私的意見を書かせていただきます。
 
緊急提言
 
● 東電は,電力値上げに関しては値上げの必要性をきちっと説明してから国民一律の値上げをするべ
 きです。大口契約者との差別的分離や急場しのぎの対応は,著しく日本経済沈没の構図をもたらすだ
 けです。政府は,9電力会社の統合と送電・買取等の分離を国策として緊急に進めることが必要です。
 値上げは,9電力会社の統合に必要であればすべきであり,当面は法整備と統合準備等に関わる費用
 を政府予算で貸与する形をとることが必要です。 また,東電をはじめ9電力会社への天下り組織の見
 直しと役員報酬等のカットなど,安易なコスト積算方式の是正が必要です。
 
● 政府は,国会の責任に於いて福島原発周辺50㎞及び周辺地域の復興にあたり,ダメなものはダメ
 とはっきり宣告して,居住地や雇用等々あらゆる対応を施策することが緊要です。起きてしまったこ
 とは今さら取り返しがつきません。まわたを閉めるみたいなことを即刻止めて「勇気ある正しい決断」
 を断行すべきです。
  また,コスト高と自然破壊につながる「太陽,地熱,風力,水力,ガス」発電等よりも原子力発電
 の重要性を認識し,あらゆる知恵を絞って災害に遭っても壊れない最高の原子力発電所を建設して,
 全国に供給できる体制を作ることが求められます。ドイツイタリア等の国々が自国の原発推進を頓挫
 させたことは余りにも無策すぎると思います。原子力発電の国フランスから電力を補ってもらってい
 る現状の中,さらにはフランスで原発事故が起きたらドイツもイタリアもフランス周辺国全てが被災
 地になることぐらいのことは誰にでも判ります。何とも滑稽な話です。明確に核戦争への兵器開発と
 分離して,新しいエネルギー活用の道を閉ざさないことではないでしょうか。被爆国日本がそのこ
 とを一番よく判っている国ではないでしょうか。